こんにちは、リフォーム営業マンの林です。
今回は住宅を蝕む白蟻に関する記事を書かせて頂きます。
というのも実は僕、5年ほど白蟻消毒会社の営業として働いていたんです!
なので、白蟻に関する知識はそんじょそこらの人には負けません!!当たり前w
そこで今回はいきなり家で白蟻らしきものを発見してしまった方の為に、白蟻の見分け方と初期対応に関する知識をお届け致します。
白蟻の生態
はじめに白蟻の生態に関して。
まず、なぜ白蟻が家にいてはいけないかというと、それは白蟻が家の木を食べてしまうから!
この辺の知識は知っている方も多いですよね?
白蟻は住宅だけではなく、公園やその辺に落ちている木材を食べながら生きています。
そして住宅の木を食べてしまうという事は、大切な家屋の耐震性や価値に大きな損害を与えます!
↑のようになってしまうと、この上の部分を歩くとブカブカになってしまうケースがほとんどです。
ですので白蟻を発見した場合はしっかりと駆除しなくては、お家の耐久年数にも関わってきます。
白蟻と黒蟻の見分け方
白蟻駆除の営業をしていた時に頂いた問い合わせで多かったが、『家にアリが出てきたんだけどこれって白蟻なの?』という質問。
そもそも、まず『白蟻』という名前の通り、白蟻は体が白いです。
ですので家の中で蟻が歩いており、その体が黒ければ黒蟻、白ければ白蟻という分かりやすい見かけが付きます!
しかし本当にやっかいなのは白蟻が羽蟻になった時!
白蟻は特定の時期になると一斉に羽蟻になって飛び出します。
白蟻が羽蟻になった時というのは体が黒くなっており、いわゆる普通の黒蟻の羽蟻との見分けがつきにくいんですね。
それで混乱して業者に問い合わせるという方が非常に多いです。
ですので白蟻と黒蟻の羽有の違いについて詳しく書いていきます。
羽蟻が出た時期による違い
白蟻の種類によっても違うのですが、一番被害の多いヤマトシロアリは4〜5月にかけて羽蟻になって飛び立ちます。特に多いのは雨が降った次の日!
次に多いイエシロアリは6〜7月に羽蟻となり飛び立ちます。
この時期に発生した羽蟻は白蟻の可能性があるので注意が必要です。
羽蟻の数による違い
白蟻の羽蟻は大群で飛び立ちます。
ですので家の中で大量に羽蟻が出てきた場合は白蟻の可能性が高く、逆に2〜3匹程度しかいなかった場合は黒蟻の可能性が高くなります。
↑白蟻の羽蟻の画像
身体的特徴による違い
白蟻の羽蟻↓ 黒蟻の羽蟻↓
上の画像のように白蟻の羽蟻は羽がかなり大きいです。
対して黒蟻の羽蟻の羽は体と同じくらい。
あとは黒蟻の体はくびれていたりと細かな違いはあるのですが、普段白蟻を見る事の少ない方はあまり違いを見つけるのは困難です。
ですので羽の大きさの違いが一番分かりやすいです。
ちなみに白蟻の営業をしている人であれば電話でいくつか質問に答えてもらうだけで、大体白蟻か黒蟻かの区別はつきます。
上述した特徴でも判断つかない場合は業者に見てもらいましょう。
白蟻を発見した時の対応
では、いよいよ白蟻という事が確定してしまった場合どうするか?
まずはあわてずに落ち着いて下さい。
白蟻は木材を食べて住宅を蝕んでいきますが、1週間や1ヵ月で家を倒壊させるほど被害は早くないです。パニックになってしまう気持ちは分かりますがとにかく落ち着ましょう。
まず、羽蟻となって出てきた場合はその大群が気持ち悪くてどうにかしたいですよね。
だからといって殺虫剤などを出てきた場所に噴射するのはやめて下さい。
白蟻はその場所から出るのが危ないと思ったら、今度は違う場所から出てこようとして被害拡大に繋がります。
ですので殺虫剤を撒いたりはせず、掃除機などで出てきた羽蟻を吸い込むなどに留めておいて下さい。
それからすぐに白蟻の駆除業者に連絡をし、一度見に来てもらいましょう。
白蟻が羽蟻になる時期は決まっているので、大きめの白蟻業者ならすぐに動けるように準備しています。すぐに駆けつけてくれる所がほとんどです。
ただし、これは様々な契約事に関していえる事ですが、即決は辞めましょう!!
一刻も早くどうにかしたい気持ちは分かりますし、白蟻業者もそこにつけこみ、今日工事を契約してくれれば応急処置で薬を少し撒いていきますよなどと上手く即決にもっていきます笑
ですが、上述したように白蟻の被害というのはそこまで早く進みません。
ですのでしっかりとあいみつ(何社かで見積もりを取る事)を取り、一番しっかりした業者で工事をお願いするようにしましょう。
それから、中には自分で床下に潜って白蟻消毒を行おうとする猛者もいますが、オススメはしません。
自分で完全に駆除できれば良いのですが、専門知識もない人がそれをするのは非常に難しいです。逆に中途半端な消毒は白蟻の被害拡大につながりますので、あくまで自己責任で!!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
いきなり家に羽蟻が出たら焦りますよね?
仮に白蟻だったとしても、すぐに家が傾いてしまうような事にはなり得ませんので、しっかりと落ち着いて対応しましょう。
では、また。
hayashi
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